雨もまた楽し。
実を言えば、オートハーフのその時代。
私は見向きもしなかった。
はっきり言えば、馬鹿にしていた。その偉大さに気づきもせずに。
女、子供の馬鹿チョンだと思っていた。
・・・
時は流れ、なぜか気になってきたオートハーフは触ったこともなかったのに、気がつけば、手元に引き寄せていた。
見かけによらず、ずっしりとしたコンパクト機。
そのデザインバリエーションが秀逸だった。
それはそれとして、実際に撮影してみれば、その機動性にとり付かれてしまう。
思いつき、衝動はその瞬間に取っておきたい。
今時のコンデシができそうでできないことを、はるか昔に実現していたオートハーフ。
レトロでかわいいだけじゃない。
自分はこのスタイル、好きだな。