チーク材に穴を開け、OM中間リングを1個いけにえに捧げ、接着したもの。
ホースマン985とOM本体の連結には、このようなごく簡単な工作で可能になる。
985は裏面がいろいろなアダプタと付け替え可能なので、それを利用し、OMアダプタを取り付ける。
横から見るとこういう感じ。
「蛇の道は蛇」でもいろいろ書いたが、35mm機では結局この方式に落ち着いた。
説明しなければならないのは、ホースマン985というカメラ。
これにはいくつかの同シリーズ機があるが、基本的に6x9判テクニカルカメラ。
4x5アダプタもあるようだが、レンズがすべて対応ではないようなので、おまけ的なものだろう。
リンホフ・スーパー・テヒニカなどをご存知の方には、違和感がないかもしれないが、35mm機ばかり見慣れていると、この姿からさらに古いスプリングカメラを想像してしまうかもしれない。しかしこのホースマンらは、それとは次元の異なるもっと新しい時代のシステムカメラだった。
MJには
970の操作解説があったので参考になるかと思う。
この手のカメラから大判カメラにいたるまで、35mm機、総メタル機種のような固定したフランジバックという概念がない。
だから、他社レンズでもマウントボード(たいていは簡単な板だけ)を何とかして蛇腹の長さを調整すれば使えてしまう。
大判プロカメラマンから言わせれば、ホースマンは中途半端で使いにくいだけなのかもしれないが、手軽な中判&35mmアオリ機として十分使用可能だろう。
※E-500をフォーサーズアダプタをかませて付けようとしたら、でこちん&グリップが干渉して付かなかった(さらに中間リング追加するか?)