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露出のレタッチ。

空などを入れて撮る場合、空と主被写体との明るさに差があることがある。
カメラ任せの露出では、カメラにもよるが、大体それらの中間の露出で写ると思う。
評価測光、マルチパターン測光では、コンピュータが何を考えるかわからないが、どちらかを重点的に露出決定するだろう。
それは撮り手の心を読むような?プログラムがされているとか、いないとか。
いずれにしても、空もいい感じ撮りたいし、主被写体ももちろんという場合、露出設定で解決というのは難しいことが多い。
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例えば、サンプル写真では順光で、撮りっぱなしの上がりも悪くはなかった。
しかし、空の青さが若干物足りなく、積乱雲の感じがもう少しほしい。
いやでもそういう露出方向にしていたすると、主被写体が今よりアンダー目になってしまう。
それは避けたい。特にシャドウはこのままイキにしたい。主被写体アンダーでは見たときの印象とかけ離れてしまうし。
カメラ側では(今のところは)無理な相談なので、レタッチするのがよい。目的がはっきりしているし。

この場合は、幸い空に階調が残っているので、空を範囲指定をして、空だけレベル補正で下げればいい。
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色はだいたい分かれているので、色域指定で選択可能だ。
許容量をスライドして、あたりをつける。
それほど神経質に調整する必要はない。おおまかでよい。
青い鉄骨とコンクリート地部分も選択されてしまったが、この場合はさほど気にする必要もなかろう。
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レベル調整を開いて、スライドを調整して明るさを好みにする。
あまり大きく調整すると不自然になるので注意。
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これでどうだろうか。イメージに近くなったのではないだろうか。
d0068664_2213015.jpg

元画像の空部分にデータが残っている、白飛びしていないことが条件。
※データがない状態では、妙な色転びが発生する場合もある

こういう場合は、PLフィルターを使えといわれそう。
実際持っていたりするのだが、さっぱり使ったためしがない。
紅葉撮りの際にしっかり持っていった記憶もあるのだが、結局撮るのに夢中で忘れていたり。
そういうリズムで撮っていないんだな。

このシリーズ記事を始めてみて、あらためて撮ったときのイメージ、実物の色を意識するようになってきた。
自然光のダイナミックレンジはとてつもなく大きい。
フィルムやCCDに表現できる範囲はごく狭い。だから切り取る範囲としての露出が必要なのだが。
実はHDRという手法があり、これを使うと暗い室内の細部から、窓の外の光まばゆい景色まで表現できるという。
実際、その画像は驚くべきものなのだが、撮影の手間がかかるし、画像処理もかなり難しいようだ。それに動体は無理という制約もある。
お手軽レタッチとしては、他にやりようもあると思うので、ボチボチ実験していこうと思う。

おまけ
画像をレベル補正、トーンカーブ操作する場合、16ビット/チャンネル、AdobeRGBを一時的に使用するほうがよい(わからなければ、8ビットのままでもいい)。
その方が、作業時の色表現域が広いので、8ビット/チャンネル、sRGBに戻した際も画像劣化が少なくて済む。
しかし私の使用しているPhotoShop6.0では、16ビット/チャンネルでは、選択範囲で色域指定がグレーアウトしていて使用不可だ。
この場合、一旦、8ビット/チャンネルにして、そこで色域選択を行い解除、その後16ビットに戻し、選択範囲を再選択すれば16ビット/チャンネルで色域指定が使用できる。
by tin_box | 2006-04-17 22:16 | ブリキ流レタッチごっこ | Comments(0)
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