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PhotoShopを使った画像レタッチについて 前口上、第1回 明るすぎる画像の調整

突然ですが、今日から数回に分けて、PhotoShopを使った画像レタッチの基本手法について書いてみます。
今まで、ほとんど我流、あるいは聞きかじりで画像いじりをやってきましたが、最近いくつかのレタッチ系サイトを見聞し、特に大きな間違いもないようなので、自分なりに少しまとめてみました。
基本的な覚書程度のものですが、参考になれば幸いです。
画像処理の目的としては、画像いじり(エフェクト)ではなくて、自分の見た記憶、イメージに近づけることを主とします。
こういったレタッチ知識はアート、フリー(志向)派には無用だと考えられがちですが、そうではありません。
トイカメラであろうと高級一眼で撮ろうと、自分のイメージに的確に仕上げる技術が無ければ、それはただの行き当たりばったり、偶然に頼っているに過ぎません。
私が先日、鼻息荒く書いたこと(「感動」あるいは以前、某所で書いた「愛はあるかい?」)も、こういった知識を最低限ベースとすれば、より伝わりやすい画に仕上がるものだと思います。
ま、そんな大げさなものじゃないですけど。
さほど難しいことまでは書きませんので、興味のある方は気楽にお付き合いください。

若干の注意事項
・シャープネスはカメラ側、PhotoShop側でも極力使わない
 ※デジタルカメラではCCDの配列、ギャップの関係で、ぼかす処理を入れているそうなので、シャープネスをかけることは必須だそうだが、それも程度問題
・どうしてもシャープネスをかける場合は、PhotoShopでリサイズ後の一番最後
・AdobeRGBではなく通常はsRGBを使用する(AdobeRGBを使用すると、カラーバランスが崩れる)
・デジタルカメラで、鮮やかモード(名称はビッビド、ベルビアなど)は使用せずノーマルモードで撮影する



●明るすぎる画像の調整
d0068664_2023554.jpg
1.図のような全体的に非常に露出オーバー気味の画像の場合です。
PhotoShopには「明るさ・コントラスト」の機能もありますが、基本的にはレベル補正を使用します。
レベル補正の山を見ると、高さが右に極端に偏っています。
左側はほとんど何も無い状態です。
この山の形を覚えておいてください。後々比較の参考になります。
d0068664_20232859.jpg
2.左側のスライダー▲をドラグして山すそギリギリまで移動します。
すると画に濃度が出てきたことが分かります。
もっと濃度を出したくても、山の裾野で止めておきます。それ以上動かすと、その部分の階調が失われてしまいます。
全体の濃度の調整は中央のスライダーを動かして調整します。
プレビューで確認して、OKをクリックします。
d0068664_20235499.jpg
3.もう一度、レベル補正を開くと、山が全体に広がっているのが良く分かります。
ただし櫛のように隙間が開いてしまっています。
これは元々無いデータを広げているので、この段階では仕方ありません。
d0068664_20241322.jpg
4.仕上げに、使用するサイズにリサイズ(縮小)した後、もう一度レベル補正を見てみます。
今度は山もきれいになっています。
d0068664_20242813.jpg
5.仕上がりです。
これが一番基本的な操作になります。
今のデジタルカメラでは、最初から山は全体に行き渡っているのが普通ですので、こういった操作は不要かもしれません。
マニュアルカメラで撮影のフィルムスキャンでは、こういった偏りが起こりがちです。
※画の右側が陰っていますが、ハーフ判フィルムの切り出しの影響ですので、画像処理とは関係ありません。
※PhotoShopには自動レベル調整ツールがありますが、たいていの場合、見当はずれの極端な補正になってしまうので、あまりお勧めしません。

次回は「暗すぎでフラット気味の画像の調整」です。
by tin_box | 2006-04-10 20:24 | ブリキ流レタッチごっこ | Comments(2)
Commented by まつもと at 2006-04-11 19:36 x
 何はともあれ、自分に必要なのは、きちんと調整されたCRTモニタなのですが、置き場所等々の問題で、レタッチのスタート位置にも着けていないのです:)
Commented by tin_box at 2006-04-11 20:51
ディスプレイは重要ですね。古くなると色が変わってしまうのも悩ましいです。
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