人気ブログランキング | 話題のタグを見る

弓の稽古 弓手と手の内の考察 其の十一 手首の控え

前回の記事「弓の稽古 弓手と手の内の考察 其の十 角見と捻りと弓返り (仮説:角見だけで弓返りするか)」の続きを、その流れで書こうと思いましたが、その前に、”手の内”関係の構成要素を少し掘り下げておきたいと思います。

今回は、手首の控えについてです。
弓手の手首の入角度、控えは重要です。
せっかく”手の内”が整っていても、手首の控えをしっかり決めていないと、”手の内”の効果を生かせず無意味になってしまいます。
以前の記事「弓の稽古 弓手と手の内の考察 其の九 大三の手の内(握り、手首の控え)」で、大三の手の内で”手首の控え”についても図入りで説明しましたが、今回は”手首の控え”に”的を絞って”(この言い方も弓道由来かな?)いきたいと思います。




前回は手首の控えについて、詳説弓道からの引用が主でした。
自分自身でいろいろ試行錯誤してみたところ、理解が広がってきました。
弓の稽古 弓手と手の内の考察 其の十一 手首の控え_d0068664_16165691.jpg
最近得意の図を描いてみました。
a.は”控えすぎ”と言われる手首が内側に折れている状態です。
前回の記事では、弓の力が伝わらないとされていました。
この形のもっとも大きな問題は、赤丸で示したとおり、”角見”が効かない状態なのです。
この形でいくら頑張って”角見”を効かそうとしても、弓の中心近くに弓力が掛かるしかないのですから当然です。
自分にとって強い弓の場合、角見を効かせようとしても拇が押し負けてしまい、拇が中指から浮き上がってしまうこともあります。
間抜けな話ですが、私は練習中、それまで調子よく的中していたのが急に前矢が出るようになり、訳がわからず、さらに必死に”角見”を効かせようと頑張ってしまいました。
せっかく一所懸命”角見”を効かせているつもりでも、そのポイントを外していたら効果がありません。
後から気がついて、一人で赤面しました。
ちなみに、この形で、左側に振り込むと簡単に”弓返し”できます。怒られますが。

b.は適正と言われる形です。
中手骨でしっかり弓の角を捉えています。
また適度に捻りを加えられるので、”弓返り”も鋭くできます。

c.は入れすぎです。
”角見”が前に抜けてしまっている状態です。
これもa.と同じで、弓の力が伝わらない状態です。
弓返りは望めず、手首を払うことが多いです。
いいことは一つもないです。

ということで、今回は、弓手手首の入れ加減、控え方が”手の内”と同じく大事ということでした。

by tin_box | 2021-05-15 17:13 | ブリキ的生活 | Comments(0)
<< モリンガ 鉢を別にしました 甕(かめ)で睡蓮とめだか 番外... >>