注)修正記事があります → 弓の稽古 弓手と手の内の考察 其の四の二 拇の向き(修正記事)イラストにしてみました。
”会”の時、拇が正しく的へ向いている必要イメージを持つ必要があります。また、拇の向きは、”大三”の時点でしっかりと決めた方が良いと思います。
なぜなら、”引き分け”の途中で、手首の(水平方向の)角度を変えることは、弓が捻られる加減に影響すると考えられるからです。
画には描いてませんが、左腕前腕の親指側にある”橈骨”と、角見のある”基節骨”が直線上にあるように構えます。
追記:
その後、調べて自分でも検証してみましたが、大三、会で拇を完璧に的に向けることは、弓の幅と手骨の構造上、少し無理があるようです
完全に的に向くのは”残身”の時でしょう
”拇を的に向ける”は、手首の入れ込み方のイメージとして考えてください
この時、肘も回内させた方がより”楔”が効いて良いと私は思いますが、猿腕の方以外は、無理にやらなくてもいいという見方もあるようです。
拇の爪を省略せずに描いたのもポイントです。
角見をしっかり効かせるには、拇の爪が上を向いていることが重要です。
私はこれがなかなか出来ずに苦労しました。