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弓の稽古 スランプの反対、好調な時の課題

このところ射形改造中で、中りから遠ざかっていたのですが、最近やっと中りが出るようになり、この日は六射六中がありました。
※矢は六本で一セットなので、たいていはその六本連続して引き、六射毎に矢取りします(一人で的を使える場合)
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六射五中くらいはたまにありますが、六中はなかなかでません。
なので、出たときは一応撮ってます。
※私がよく教わっている先生は、いつも的に中ってるだけでなく、だいたいは中心部に集中しています
 そのレベルで、偏りとかをチェックしてます

的に中った、外れたに関わらず、矢所をチェックするのは大事というのは以前、記事にしました。
今日のこの矢所、縦は割りと中心に集まっているので、左右のねらい、弓手の手の内は良さそうです。
上下方向では、やや下よりに集まっています。矢先を上げた方が良いのか、引き尺が少し足りないのか、または体勢(十文字)が狂っているのか。
矢尺一杯に引く、三重十文字を正確に保つ、ほんの少したりとも戻り離れしないようになど、確認項目は数多くあります。
単に、中った外れたではなく、精度を高める稽古は大事です。
矢を射った瞬間、自分が今どういう射をしたか自覚、確認することが重要だと思います。
自分の残身(心)には、それがよく出てます。
そしてその結果、飛んでいった矢の軌跡(真っ直ぐか、ぶれているか)と、矢所を確認することで、フィードバックができます。

調子が良い時は、つい嬉しくなってしまい、特に何も考えず練習(それが練習になるのか疑問ですが)してしまいがちです。
そうではなく、中る射をしているんだったら、自分の感覚を総動員してどんな射形、動作をしているか、できれば動画を撮って確認します。
もしかすると、”中てようとしてる”射になっているかもしれません。

今の射で中るからといって、現状維持、守りに入ってしまっていては成長できません。
私も動画を撮ってみて、いろいろダメなところ、修正点が見つかったので、稽古に生かしていきたいと思います。

by tin_box | 2020-01-20 15:09 | ブリキ的生活 | Comments(0)
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