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弓の稽古 肩は下げるのではなく”沈める” 初級編

打ち起こし、大三、引き分け、会のそれぞれの段階で、「肩を下げろ」とよく言われます。
これは肩を、力まずにリラックスしてやれと、一般には理解されているかもしれません。
実際やってみると、ついつい肩は浮きがちで、弓手も妻手も少々安定しません。その度に先生から指導されるわけです。
「肩を下げろ」を常時心がけて、うまくやれば、それなりにきれいに弓を引けるようにはなります。
それは、第一段階です。

で、下げれなければ、沈められません。

次に弓を置いて、普通に立った状態で、肩を下げます。
ここでは、リラックスしていてどこにも力を入れていません。
そこで、その位置から肩を更に下げていきます。力の入っている筋肉を確かめてみてください。
ここでは大胸筋(胸の筋肉)や前鋸筋(横腹の肋骨と肩甲骨の背骨側に付いている)が働いていると思います。
首を同時に上に伸ばすと良いかもしれません。これで肩はやや背中側に下がっていると思います。

そしてその感覚で、最初にあった、打ち起こし、大三、引き分け、会をやってみるのです。
そうすると、背中側の筋肉群、肩甲骨周りの筋肉を使う感じが掴めるかもしれません。

この動作は、下筋を使う事とか、胴造り、丹田に繋がっていくと思います。

by tin_box | 2019-12-20 23:39 | ブリキ的生活 | Comments(0)
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