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弓の稽古 アナタの”ねらい”はどこですか?

周囲の人たちに”ねらい”について尋ねたところ、先日の記事に書いたことへの自信が少々揺らいでしまいました。

後ろから見させていただいて、明らかに”ねらい”、"的付け"が矢の延長線上に無い人が何人かいました。
先生に”ねらい”を確認してもらっていないと言うことではないようなのですが、確認後、射形が変ったり、自分自身で中りの良い方へ移動させたりしているようです。
んー、それで中るのであれば良いのでしょうか?
例えて言えば、野球のピッチャーがカーブやシュートを常に同じに投げるような、射法なのでしょうか。
あー、でもボーリングで言えば、上級者やプロは常に同じカーブボール投げますよね。

私のイメージとしては...。
矢は空中に浮かんでいます。上から見ると的の中心と矢は一直線上にあります。
矢は緩やかな放物線を描いて飛んでいき、的に到達します。
ですから、横正面からみると、矢はほんの少し上を向きます。
次に矢が飛んでいくための力学的構成要素です。
矢筈には弦が掛けられ、基本的な動きとして、矢を強力に前に押し出します。
しかし弦は弓に引っ張られていて、素直に真っ直ぐには矢を押していません。
弓は、矢の板付きより少し後ろ左側に、矢摺り籐が軽く触れています。
弓があることで、矢は後ろ(左側)には出にくくなっています。
更に、先日も記事にした、アーチェリーパラドックスも生じています。
あと、頬付けで射手の頬あたりに矢の中程が触れていますが、それはまた別な話なので無視しておきます。

という具合に、矢を浮かんだまま、真っ直ぐ飛ばすには、少々工夫してやらねばなりません。
それが射法だと私は考えています。
決して、カーブやシュートが射法だとは思っていません。
最初に弓手と妻手で、矢を正しい位置に持っていくことが大事だと考えてます。

とまあ、これが正しい足踏み、胴造りへと繋がっていくと思うわけです。

by tin_box | 2019-08-05 23:24 | ブリキ的生活 | Comments(0)
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