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弓の稽古 故障(肩甲骨あたり)

弓を15kgに上げて、割とすぐに慣れはしました。
それでも用心して、しばらくはあまり本数を引き過ぎない様にしていました。
しかし先週、調子が出てきたので、つい引きすぎてしまい、右側肩甲骨あたりの筋肉を少し傷めてしまいました。
日常生活にはあまり影響しないのですが、弓を引き分ける際に最後の”会”の部分でプルプルふるえてしまい痛かったです。
今週は少し稽古量を抑えて、引き過ぎないようにしています。
今はなんとか我慢できる程度に回復してきました。

肩甲骨周りの筋肉は、普段の日常生活ではあまり使われていないので、発達していない場合が多く、鍛えるにも慎重にいかないと故障しやすいようです。
自分も”肩甲骨はがし”みたいなストレッチを少しですがやっています。

人間の腕は、脚のように関節で胴体に直接くっ付いている訳ではなく、肩甲骨と鎖骨を介して筋肉で繋がっています。
肩を動かしてみるとわかりますが、胴体を固定したままでも関係なく肩は前後上下に可動します。

余談ですが、古武道研究家の甲野善紀先生の腕の使い方は大変面白いです。
自分の腕は肩からではなく、肩甲骨、鎖骨から始まっていると思えと言っています。
これでいくと、腕がその分長くなり、間接も一つ追加され、その動きも凄いことになっています。
以前、甲野善紀先生の講義で見たのは、通り抜ける剣でした。
構えている相手の剣をするりと通り抜けて反対側にいってしまう。
普通に見ていると、自分の目を信じられないものでした。
撮影OKでしたので、ビデオを撮らせていただきました。
後でスローで確認してみると、その腕はちょっとありえない動きをしていました。

弓道では、そういったことは必要ないでしょうが、肩甲骨周りを少し意識してみるのも大事かなと思います。

by tin_box | 2019-06-20 23:43 | ブリキ的生活 | Comments(0)
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