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弓の稽古 昇段審査見学

2月10日、市営体育館弓道場で定期昇段審査が実施されました。
私の通う弓道教室と神社支部からも数名受験されましたので、応援、見学に行きました。
11月の審査よりは少ない人数でしたが、それでもかなりの受験者数でした。
※私はまだ期間が過ぎていないため受験資格がありません





結果はそれぞれ・・・。
皆さん、いつも一緒に稽古してきたので、好調な時もそうでない時もずっとお互いを見てきました。
ですから、非常に複雑な思いでした。
日々の稽古の成果を一発勝負で出すことはやっぱり難しいものです。
丸一日審査を見ていましたが、やはり思うのは、”身についていないことは出来ない”、”素のままがさらけでる”のだと実感しました。
見ず知らずの人の所作、射法のクセなど知る由もないのに、審査ではそれがよくわかり、失礼ながら、あれはいつも先生に指摘されているんだろうなと想像してしまいました。
翻って、自分も同じ失敗をしていたんだなと。
どうすれば、悪い癖を無くして、正しい所作、射方が身に付くのか。
稽古では先生に見ていただいてはいますが、常に一から十まで全てチェックされているわけでもないでしょう。
自分でも指摘されない事をいいことに、なんとなく誤魔化している事もあると思います。
それは次第に当り前、無意識化して、癖になってしまいます。
後でそれを指摘されても、もうなかなか直すことは難しくなっている・・・。
それを考えながらこれから稽古していこうと思います。

あと、各段の要点はどこなんだろうと考えていました。
初段、弐段はともかくとして、参段、四段の段差はどこにあるんだろう。
もちろん、教本にはその要点は記してあります。
審査する側はそれで良いんでしょうが、受審する側からは少しわかり難いかなとも思えます。
単純に、中てればいいんだよという人もいますし、品格と聞いて、やたら重々しくやる人もいるでしょう。
全然明確じゃない、公平でないんじゃないか?と思う人もいるでしょう。
それらは理解は出来ます。でもそれは仕方ないことでしょう。

それよりも、もっと受験者本人側の意識というか、心技身の中身のような気もします。
例えば、自分の経験知から想像すると、基礎スキーの級審査だと(非常に大まかですが)、パラレルが少し出来れば(多少乱れがあっても)二級、パラレルで大回り、小回りが確実に滑らかに出来れば一級などとなります。
スキーでの最初の壁はパラレルなんですが、これは子供の頃に自転車にはじめて乗れた時の気づきに近いものがあって、”この感じか!”と、一度気づいてつかめれば、もう階段を上った、元に戻ることはないのです。
でも階段下からは、その感覚はまだ理解できません。出来ない人が真似ることは不可能なんです。
教える側からは、いろいろ説明、指導はできますが、最後は本人が掴むことしかないです。
そういうこともあるのかなと思います。

弓道の昇段審査の場は、緊張の度合いが最大です。
逆にそれを楽しむくらいの意気がないと、何も出来ないでしょう。
日々の稽古の中でも、一番最初は「審査の間合い」といって、審査と同じ形式で真剣に行います。
通常の他のスポーツなら、ウォーミングアップして、徐々に集中、緊張感を高めていって、とかになるかと思いますが、弓道では(少なくとも私の知っている限りは)そんなことはないです。いきなりMAXです。
その最中の道場は、シンと静まり返り、先生方、他の順番を待つ道場生たちの注視の中、自分の心臓の音が聞こえるほどです。
余計な事を考えず、行射に集中することは意外に難しいのです。
慣れてくる頃が一番気が抜けてきて、取り止めなく流れていく思考に注意力を持っていかれミスが出ます。
この、取り止めのない思考と言うのが、やっかいなのですが、それについては、また書けるようになったら、記事にしてみたいと思います。

同日、藤枝の弓道場では学生の昇級審査があり、そちらでも神社支部の子供たちが受験していました。
結果はまだ一部しか聞いていませんが、なかなか厳しいようです。
子供だからといって甘くは見てはくれないようです。

by tin_box | 2019-02-12 15:45 | ブリキ的生活 | Comments(0)
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