今日、審査を受けました。
無事、初段○でした。
初段(無指定)では、あまり落ちることはないという事は聞いていましたが、少々失敗もあり、発表されるまではやはり不安でした。
昨日までの稽古では、詰めるだけ詰めて体が故障しないギリギリの線でやっていました。
朝起きると腕が上がらなかったり、階段を下りるのが辛かったりしてました。
3、4日前に風邪を引いてしまうというトラブルもありました。
先生からは立射禁止令が3ヶ月前より出て、それ以降ずっと坐射のみだったので、途中ひざを痛めたりしてつらい時期もありました。
それにもやっと慣れてきて、ここ数日は自信を持って所作が出来るようになっていました。
先生方をはじめ、道場、教室の先輩方には、多くの励まし、アドバイスをいただき、感謝の言葉もありません。
初段”程度”で大げさなと思われる方もおられるかもしれません。
それはそうかもしれませんが、誰でも最初は初段からなわけで、自分的には、そこを甘く見ないでちゃんと取り組まないと、昇段もおぼつかないんじゃないかと思っています。
今日の審査についてですが。
自分は本番には割と強いと自負していましたので、事前の緊張はさほどありませんでした。
それでも、道場の控え室でじっと待っていると(3組が待っているけど誰も口を利かない)体が冷えてくることもあったりで、次第に緊張感が増してきました。
普段稽古に使っている体育館の道場なのに、なんか別の知らない場所にきているみたいな。
ちょっとミスしたのは(しかし他の人に少々迷惑をかけてしまいました)、何かは恥ずかしいので書きませんが、今までの稽古でのケアレスミス的なものでした。
道場の違いをしっかりチェックしていなかったと言うか(逆のケースでよく間違えていた)。そこまで書いちゃえば、わかる人はわかるでしょう。
射位に入ってからは、冷静にいつも通りにいけたと思います。
はずしましたがw。外し方もいつもどおりw。惜しかったんですけどね。
緊張状態にあっては、「いつも通りにやればいいよ」というのは、「身に付いたことしかまともに出来ないよ」ということでしょう。
付け焼刃的なものは、どこかに吹っ飛んでしまいます。
その後の審査も見学させていただきましたが、その感を強めました。
”素”が出てしまうのは当り前なんですね。
だから”身に付ける稽古”をどうやりきっておくかなんだと思います。