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自分が撮るということ。 について

自分の撮る写真は、何もキレイキレイしたものでなくてよいと思っている。
フツーの人は、きれいなものこそ、写真を撮る価値があるのだと思っている(単に固定観念として持っているのか?)かもしれないが、自分的には全然そんな基準は無い。
(限度はあるが)構図が悪くても、色が多少変でもかまわない、気にしないことが多い。
そりゃ、美しいに越したことは無いが、それよりも大事にしていることがある。

その場で撮った時に感じたこと、思ったことや連想したこと、欲を言えば空気や匂い、温度までもが少しでも伝わることが大事、いや、それが目標と考えている。

だから、絵葉書のような、カレンダーのような、誰かプロが撮った、どこかで見た、ようなもの、「きれいだなー」しかないものには興味が薄い。
そういったものは、「自分が」何を伝えたいのかが分からない場合が多いし。
撮影者自身が少しでもその写真からみえてこなければ、それはただの誰かのコピーでしかない顔の無い写真になってしまうような気がする。

構図なんて無茶苦茶でも、本人が見えてくれば、いいなと思えるしそれがホントだと思っている。

プロから学べることは多いしリスペクトもするけれど、上記のことはアマチュアリズムとして別格、重要なことだと思っている。
by tin_box | 2005-11-04 23:08 | 撮らない写真 | Comments(0)
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