まずはこの画。
すでにスイングをかけていて、手前の鉄パイプ右側、板部にピントがきていて、さらに左奥のトタン、枯れ草にもピンがきている。しめしめうまくいったと思いシャッターを切った。
しかし、プリントをよくよく見ると、不思議な画になっていた。
もうお気づきかと思うが、手前の鉄パイプ左側がなぜかボケている。
これは奇妙だ。
しかし、アオリを利かせたピント面がどうなっているかイメージすれば、原因もわかってくる。
ピント面は、鉄パイプ右側から左奥に向かっている。
手前の鉄パイプ左側は前ボケになった。
画面内をよくチェックしないと、こういったミスを犯す。
いわば中抜け状態で、こういったミスはちゃんとどこにピントを持ってきたいのか、注意深く作業すれば、フォーカス面を変えるなり、絞り込むなりの対策を考えることができるはずである。
言い訳になるが、ファインダーの全面マット面であちこちのピントを確認しながらレンズを前後、それにアオリだから上下左右回転させ、移動して構図を修正するのは、結構時間がかかり集中力がいるものだ。
参考に、アオらずに撮ったのが下の画。
さらに985には、未解決の大きな問題があった...。