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E-System第二章。

いよいよ3月5日、OLYMPUS E-System第二章の新機種が発表される。
E-1発表から4年、やっとその後継機E-3?とE-4xx、E5xxが明らかになる。

フォーサーズはその素子の小ささから(小さいといってもAPS-Cより若干小型なだけだ)、何かととやかく言われてきた。
今までは、AFやブレ補正など、ゴミ取り以外は他社に若干遅れをとってきた部分もあり、なかなか反論しにくい面もあったが、E-500辺りからはAEの激的な改善、E-330でのライブビューの新機軸の打ち出し、それにゴミ取り機能が他社でもようやく認知され搭載されたなどで徐々にその存在感を示し始めてきた。
今回の第二章に至ってようやく、その真価が明らかになるものと期待している。

フォーサーズ。
なぜOLYMPUSがAPSや35mmサイズではなくその素子サイズを選択したのか。
今になって考えれば(既にE-1のパンフには解説されていたのだが)、十分な理由があったのだ。

デジタル一眼初期、OLYMPUSはその当時、まったくの白紙に近い状態でいた。
他社のようなユーザーが満足できるフィルムAF一眼機を持たなかった。
それは反面、レンズ資産から無縁という逆メリット、ほぼ0からのスタートできるということ。
デジタル化に向けて選択肢はまったく自由であったということ。
当然、35mmサイズも十分可能だった。
ではなぜ、大きいサイズを選ばず、あえて他社よりも小型の素子を選択したのか。
今頃になって少しずつ認識されてきているが、画像素子サイズが大きくなると、レンズもそれなりに大きくなり、設計が非常に難しくなってくると。
レンズ設計は口径が小さい方が有利、それは顕微鏡メーカーだから十分周知。

そういったバランスの上での選択だったのだと考えられる。
そのような思索の上で、ようやく技術が追いつき、実現が可能になってきて、更に世の中に認識が広まりつつあるのだと。

まあ、ともかく、そういった技術の進化と将来を見据えたコンセプトのあり方というものは興味深いなと思う今日この頃。
by tin_box | 2007-03-02 22:54 | カメラ物欲系 | Comments(0)
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