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E-330のキモは?

E-330の体験講座も開催され、実際に試用してきた方の感想やサンプル画像などがネットにアップされ始めてきた。
一般には公表されていない機能改善や小技もある模様。←気になるなぁ。
発売前からますます盛り上がってきたようだ。

ライブビューの使い勝手ばかりが注目されているようだが、330のキモはやはりLMOSなのだろう。
参加者の撮ったサンプルをみるとISO1600でもノイズはかなり軽減しているようだ(ざらつきはあるが)。
オリンパスの解説を真に受ければ、それは後処理に頼らず、画像素子自体の構造改良でノイズを軽減させているということ。
センサをますます奥に引っ込めて、熱対策やらを施していると言う。
それは、何よりBモードでLMOSを長時間稼動させたままライブ画像を見れるという機能につながっている。
※動画も撮れないのかとかいう意見もあるようで、それも可能だろうがデジ一眼ユーザーに要求はあるのか疑問

ともかく、LMOSは赤の色飽和対策もたいしたもののようで、期待大だ。
画像素子変更で一皮剥けたか?

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別題。
ユーザーの欲求にダイレクトに答えるやり方は、それはそれで正しいのだろう。
しかしカメラメーカーというものは、昔から5年、10年のスパンで物造りをしてきたのではないだろうか。
ある面、ユーザーの意識の先を行ってしまい、ユーザーを説得しなければならないこともあったように思う。
カメラ雑誌はそれを補完していたはず。今はどうなんだ?ん?
短絡的な応答が、技術的手詰まりにならなければいいが。

80、90年代には軽薄短小化でメーカーは苦い経験をし、企業存続まで危ぶまれてきた。
※その時代のプラスチックカメラは中古市場にさえ存在が薄いよね
近年、デジタルで息を吹き返し元気になったはいいが、二の舞にならぬように願うばかりだ。
by tin_box | 2006-02-15 22:28 | カメラ物欲系 | Comments(4)
Commented by 越渓 at 2006-02-16 12:50 x
私も今回の画期的な出来事はLMOSだと思っていたので、今回の記事に拍手!
モノ作りのスパンですが、「マーケットイン」という言葉が一人歩きしていることも大きいと思いと思います。結局「解っていない」ユーザに振り回された挙句、メーカもユーザも幸せになれないという構図がうっすらと見えるような・・・。ホンダの福井社長が「マーケットインなんて続けていたら、会社は潰れる」とコメントしたのは、非常に示唆に富むと思います。
Commented by tin_box at 2006-02-16 22:40
そうですね、メーカーが主体性のない存在に成り下がってしまってはダメでしょうね。
今のデジカメの新機種リリースは3ヶ月と聞きます。OMの時代には5年かけてましたから、真にドッグイヤーなのでしょう。
そこにあって、慌てず騒がず、未来を見据えた技術開発をコツコツ継続することが大事なのでしょうね。
Hiroさんも同じようなことを述べられてましたが、そういった上で、果実が収穫できるのだと。
二大巨頭も基礎研究や特許はものすごいものがありますね。
日本はやっぱりもの作りなんだと。
株などに振り回されている場合ではないと。
Commented by まつもと at 2006-02-19 00:10 x
 一般論としては、メーカは主体性を持つべきだと思っていますが、オリンパスに限っていえば、技術者に市場が見えていない傾向が強かったというのが自分の印象ですね。

 ここ10年くらいの流れを見ると、オリンパスはあまりに市場を見ていなかったように思います。過去には天才設計者がいて、続けざまにヒットを放った、そんな経緯がマーケティング軽視の副作用を生んだような気がします。

 5年くらい前のオリンパスの事業責任者の発言を読むと、その独善に驚かされます。それがそのまま事業の不振につながっているとも読めました。

 今のオリンパスが、それらの失敗を認識し戦略を立て直せば、再びヒットを飛ばすことも可能なだけの技術があると思っています。
Commented by tin_box at 2006-02-19 09:21
まつもとさん、そういった面もありますね。
OM後期には、目を覆いたくなるような機種が...。
主体性と市場ニーズのバランスが重要かと。
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