8割以上の入り。
年齢層高い。
たった7日間の昭和64年に起きた、時効目前、未解決のままの少女誘拐殺人事件。
それまで警察は何をしていたかは描かれてはいない。
そこがちと不満。
警察は常に誠心誠意、事件解決に努力しているわけではなく、官僚組織内の闘いに明け暮れている。
記者クラブとの闘いも激しい。
前編では、なにも解決しない。
解決しないどころか、最後には大変な事態が始まろうとして終わってしまう。
事件の解決というのは、何を指して言うのか。
犯人逮捕と、その経緯?動機?
司法的にはそれでいいのかもしれないが。
警察の扱う事件ってのは、とかく人間のどろどろした感情、欲望が関わってくる。
というか、本当はそこがメイン。
でも警察はそこは関知しない。
でも現場に近いほど、そのあたりの事情とか判っているだけに苦悩する。
正義感や憎しみだけじゃ、無理だしやっていけない。
ドライに割り切ることもできない。
後編見終わってからじゃないとなんともいえんな。