映画:「追憶の森」

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男は人生に絶望し、最期の地と決めた森に来た。
そこで道に迷った男と出会う。
そしてなぜか自分の事を忘れ、その男を助けながら森からの脱出を試みる。
森を彷徨いながら、男の話や自分の人生を振り返る・・・。



男は妻の事を知っていたつもりだったが、何も知らなかった。
好きな色も、季節も。
妻の死後、男は森に帰り、あるものを手にする。
その時、男は妻の事を少し知ることができた。


人生はとかく、失ってみて初めてその価値がわかり後悔するという。
後悔はダメなのだ。
人生は長くない。自分で終わらせることはない。
何かわけのわからないものを追いかけるより、今目の前の愛を大事にするのだ。
大事なものはいつも目の前にある。


無駄話
「人生は一度きりだ」とは、よく聞く。
でも、なぜそうなの?と思ったことはないか。
何か証拠でも?
いや、それは、自分の前世とか覚えてないからだよ。
そうか、そうなのか。
時々、前世の記憶を持っている人の話とか、人は3歳ぐらいまでは前世の記憶を持っているとか聞いたことがある。

で、覚えてないとか、前世ってないとか、それはなぜだと思う?
ここで答えを出そうとは思わないが。

人生で後悔をしてはいけないと書いた。
仮に、前世がもしあるのなら。
もしその人生で後悔があったのなら。
次の人生でその教訓を生かして、失敗しないようにできないものかと。
でも、記憶があったら、人生が繋がってしまって、何かと都合が悪いかもしれない。
ちょっと想像してみると、いろいろやりにくいだろうな。
小さな子供が、「俺はお前のひい爺さんの生まれ変わりだ」とか、急に言われたら、どうしていいかわからない。
ともかく。
そんな記憶はどうでもよくて、意識のもっと深い部分で、心とかの領域で、何かを抱えつつ生まれ変わるとしたら。
それは、後悔ばかりじゃなくて、もっと大事なものとか。
・・・
でも、そうやって、螺旋のような人生を歩んでいるという人はいるのだろうか。
あんまり知らないかもしれない。いや、知らないだけなのか。



【ここから本当のネタバレ?】
※観た後に読んだほうがいいよ

男はタクミに、なぜここにいるのかと問う。
会社でミスをして、閑職に追われたと。
男は、そんなことで?と呆れてしまう。
しかし、実は、タクミは男の後悔の心だった。
家族が大事だといいつつ、家族を見ていなかったのだ。

男は、彼女が本当に大事だった。
でも、彼女をちゃんと見ていなかったのだ。
幸せを後回しにして、なにが欲しかったのだろう。

ヘンゼルとグレーテルは何を探してたのか、どこへ出かけていったのか、ようやく思い出した。

・・・

この映画は、いくつか謎と仕掛けがあった
後になって思い返して、ああ、と謎が解ける
外人特有の日本へのカン違いだと思っていたことが意外なひねりだったり。
地味めな作品ではあったが、見ごたえはあった。
by tin_box | 2016-04-30 22:49 | ブリキ的生活 | Comments(0)
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