地上波テレビ・ラジオ局の収支悪化、全体で初の赤字に
世界不況による一時的なものだろうか。
TV広告費は4年連続減だという。
サトウの切り餅で有名なサトウ食品は、
CMを1/3に減らしたところ、若干の売り上げ減はあったものの、営業利益は3倍になった。
CM削減はパナソニックなど大手企業も進めているという。
不況のせいではなく、広告主の意向なのだ。
最近は、パチンコのCMばかり目に付く。
以前は深夜でもなければ、あまり目にしなかったはずだが、近年急増している。
他の企業に逆行する動き。これはどういうことか、容易に想像がつくだろう。
しかし、視聴者はCMの劣化もよく見ているのではないだろうか。
視聴率低下も激しい。
TBSの番組では、軒並み視聴率が連日10%に届かないこともあるという。
そんな中で視聴率の高いのが、夕方放送される水戸黄門(再放送)で9%台だという。
私も、今春の番組改編で、よく見ていた番組が曜日、時間が移動されてしまい、まったく見なくなった。
TVを追いかけるほど暇じゃないし、録画するほどのものでもなかったり。
いったんチャンネルが離れてしまえば、よほど何か無ければ戻る事は無い。
番組の質の低さは、今更な感もあるが、思いつくままに。
ワイドショーでよくやるのに、新聞各種をパネルに貼り、コメンテーターがあれこれ言うやつ。
あれは他所のメディアの尻馬に乗った手抜きも甚だしいだろう。面白い場合もあるがw。
特定の企業、個人の強烈な押し付け番組にも、うんざりしている。
なんとかキャラ○ルなど、最初は美談めいていたが、あまりのしつこい取り上げ方(+東京進出では、えげつない商法は話題になった)に、怒りすら感じているのは私だけだろうか。
ある説によると、TV業界は負のスパイラルにハマりつつあるという。
広告急減 → 番組制作費の削減 → 番組の質低下 → 視聴率の低下 → はじめに戻る
新聞においても、似たような状況なのではなかろうか。
チラシもパチンコが多数。いったい誰が見るんだ?
それに。
決して認めようとはしないが、新聞には「押し紙」という問題があるという(詳細は省略)。
広告主をだますのだから、たちが悪い。
マスコミは、企業、視聴者、消費者に信用されなくなってきている。
それを理解できず、なんでもかでも大げさに取り上げれば視聴率が上がると思い込んでいる。
タレントにもオーバーリアクションを求め、見ているほうは余計に白ける。
消費者は既に自分たちのメディア、市場を持ちつつある。
個人ブログ、オークションなどはその良い例ではないだろうか。
かつて、学者はインターネットは嘘、偽情報だらけだと言った。
しかし今やネットを活用する人々は、情報の裏を取る事にも習熟し、その確度を高めてきた。
続く かな?